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商いで一番大切だと思うこと 福岡の質屋ハルマチ原町質店 代表取締役 吉積佳奈

商いで一番大切なこと

知識でも財力でもネームバリューでも才覚でもないと思います。お客様の笑顔を想像しながらそれに応えるには自身は会社はスタッフはどうあるべきか?それを絶えず試行錯誤し続けることです。

ご当地グルメのイベントで参加費だけ取って雲隠れ。旅行費用を取るだけ取って白旗揚げる旅行会社。成人式に振り袖が届かず晴れ着が着れなかった数多くの娘さんたちに知らん顔で未だ顔を出さない代表。

このような商売人の風上にも置けない不埒な者たちのために厳しい法律を作らなくてはと今朝テレビで有識者がコメントしておられました。話が飛びますが明治維新 士族が収入を絶たれ商いを始めた時代がありました。

彼らの中には根っからの商売人ではないため腰も低くなく物言いも上から目線で威張った感じがするので丁髷商売と揶揄されたり必ずしも商売上手な者ばかりではありませんでした。しかし三つ子の魂百までで徳育を幼い頃から受けた彼らの商売には

今、増え始めた不埒な裏切りの醜態はほとんどありません。法規制で縛るより「信用を裏切るなんて死んでも出来ない」そんな徳育こそが重要であると私は考えます。かつて「日本人は誠実で信用が高かった」と過去形にすることなく

先達たちがコツコツ積み上げて来たいくらお金を積み上げても買えない「信用」を今を生きる我々が安易に壊すことがないようここはしっかり気を引き締めたいものです。

商いで一番大切なこと

それは信頼を裏切らないことです。倒産するのなら今年の成人式まではなんとか務め上げその後倒れるべきだったでしょう。ダイアナ妃が人前で倒れたときチャールズ皇太子は「倒れるなら人が観ていないところで倒れなさい」と仰ったことに対して

当時のマスコミは言葉尻を突いておられましたが、小さな小さな小舟の船長のような零細企業を営む家の私でも当時のチャールズ皇太子のそのお言葉の意味が理解できました。業にあたる者はもっとしっかり誇りを持つこと。いい意味で武士の商売、丁髷商売を忘れてはなりません。

※ ダイアナ妃のこの例は不適切でしたらどうぞご容赦ください^^;

福岡の質屋ハルマチ原町質店 (38)