お忙しい中、ハルマチのホームページへようこそ(^^)
質屋は民間ではありますが、盗品に関しては税関的な役割を
担っています。いつまでも忘れちゃならない質屋の本分です。
東京日本橋にある百貨店の大黄金展から盗まれた純金茶碗。
今日は質屋として思うことを書いてみます。
我々質屋は世の中にアンテナを張り巡らせています。
忙しくて、ろくに新聞をよく読む時間がなかったとしても、
朝か、昼か、夕方か、夜のニュースで盗難事件は把握できます。
ネットニュースなら、テレビよりも早くチェックできますし
見逃しても、あとから詳細を把握もしやすい有り難い時代です。
福岡しかも粕屋町の弊店に持ち込まれる確率は低いです。
それでもLINEでスタッフと情報共有し注意喚起します。
はっきりは分かりません。盗品ではないか?疑わしいときは
安く査定します。値段で殺して、穏便に帰ってもらいます。
今回の買取店が安く査定したことに関しては頷けますが、
すぐ転売していることについては解せません。
安く査定して取引せずに、お帰りいただく。
時には、はっきり取引できないことを告げてもいいでしょう。
取引不成立。警察には来店したことを連絡する。防犯カメラ 提出。
もっと手際のいい店ならば、犯人が店にいるときに
奥から通報することもあるでしょう。
多分、東京江東区の質屋さんに持ち込んでも、
どこも相手にしなかったのではないでしょうか?
今回の純金製の茶碗380gといいますから、
きちんと査定するところであれば 地金査定しても450万円。
盗品を疑って、わざと安く査定し、
取引後に警察に申告したのならば、それはそれで正解です。
もし、弊店に来たら「こんな立派なものなかなか来ないので
お金の準備がありません。明日の振り込みになりますが?」
と、言うでしょう。自分ならどうするか?シュミレートを欠かしません。
スタッフとの情報共有にも、日頃からLINEやFacebookなど
SNSに慣れておくと、いざというとき、かなり助かります。
(吉積は、フェイスブックで毎日遊んでいるわけではないのです。笑)
以上 東京日本橋の百貨店で起きた窃盗事件について質屋の立ち位置で
思うこと、日々ネットに慣れておくその意味について、でした。
おかげさまで2024年(令和6年)今年で創業40年を迎えます(^^)
福岡粕屋JR原町駅前の質屋ハルマチ原町質店&じょかなんの春待ち堂 吉積佳奈