「ハルマチ鈴蘭セール2015」について
セールの前日ご用意している商品をブログにアップいたします。↓
http://blog.goo.ne.jp/harumachi_fukuoka/e/66ee57169fc9ae3d65cac29af419640e
※セール前日は準備の為、お買い場は完全クローズになります。m(__)m
フェイスブックでお友だちから「5days challenge」バトンを
受け取った、ハルマチの吉積佳奈(よしづみかな)です。こんにちは(^^)
明日はスケジュールがいっぱいで書けそうもないので
今日のうちに書きます。勝手なことをしてスミマセン(^^;
一日目は利休さんの辞世の句について「ひょうげもの」の解釈が
有力かどうかは定かではありませんが「私はとっても好きです。」
というお話を長々とさせていただきました。(–;)←話が長い。。
2回目は「団扇と扇子」。「お茶」というより雑学っぽい?(^^;
団扇(うちわ)と扇子(せんす)の違い
団扇(うちわ)は、古代中国から日本に入ってきました。
中国から入ってきた団扇が日本で改良され「扇子」になりました。
飛鳥時代に入ってきた「漢字」から日本独自の「訓読み」が生まれ
平安時代に日本独自の「かな文字」が生まれたと同様
「扇子(センス)」は日本で生まれたメイド・イン・ジャパンです。
日本で発明された「あふぎ」→「扇(おうぎ)」→「扇子」
中世の日本では「団扇」は僧侶、文人、隠遁者に
「扇子」は公家や貴族を中心に使われた時代もありますが
現在、扇子は礼を尽くすアイテムとして用いられるのに対し
団扇は夏に涼を求める気軽なものに変化しました。※軍配は別
「扇(おうぎ)」というと日本では間違いなく「扇子」のことですが
中国では「扇」といえば「団扇」のことです。面白いですね。笑
欧州の貴婦人が手に持っている鳥の羽の扇は日本の扇子の派生。
※「炉扇(ろせん)」は煎茶で用いられる小さな団扇(うちわ)です。
お茶席で用いられる「扇子」は「茶扇子」といいます。
男性用扇子と女性用扇子は大きさが違います。懐紙も同様です。
ちょうど「夫婦茶碗」や「夫婦湯呑」と同様、大きさが違います。
韓国のお匙(スプーン)も男性のは丸く女性のはそれより細長い。
「なぜ大きさが違うんですか?」と、質問しますと
「身体の大きさの違いだ」と、ご説明を受けますが
私、この説明では納得していません。^^; ← この人、反抗期?
理想的な男性の度量と女性の度量を表していると私は思っています。
団扇の一種「軍配」で派生しますが 軍配は「軍師」のアイテム。
現代のお茶席では欠かせない饅頭の起源は「諸葛孔明」です。
南征の帰路。「濾水」という暴れ川の氾濫を沈めるため人身御供で
(生きた人間の首を切り落す) 川を沈める因習を改めさせようとして
小麦粉で練った皮に羊や豚の肉を詰めたものを人間の頭に見立て
川に投げ込むと川の氾濫が静まったというのが「饅頭」の起源です。
孔明さんらしい素敵なエピソードですね♪
(^^) ← 関羽が一番好きなくせに、この浮気者
当初は「蛮族の頭」という意味で「蛮頭」の字が当てられていたとか。
日本で最初に作られた「饅頭」は宋の林浄因の奈良饅頭が有名ですが
宋の林浄因は、建仁寺僧 龍山徳見(りゅうざんとくけん)の弟子となり
彼が帰国するとき、付き従って来日し、饅頭を奈良で伝えたらしい。
来日の年は史料によって、暦応4年(1341)か、貞和5年(1349)。
どちらの説にしても14世紀半ば頃来日したことになります。となると
鎌倉時代「聖一国師」が博多に帰国した際、うどんやそばと共に
托鉢で親切にしてもらった茶店の店主に教えたという「甘酒饅頭」が先。
ん?なんだかんだ言って話が「博多自慢」に落ち着いてしまいましたが
試験に出たときは「奈良饅頭」に軍配あげとしてください。(^o^))))
ということで2日目の「団扇(うちわ)と扇子(せんす)」はこの辺で。
3日目は「千利休 夜明け前+」のお話をしてみたいと思います。