こんにちは福岡の質屋ハルマチ原町質店の吉積佳奈です(^^)
「東京の時計の師匠」が「柏餅」の葉っぱの話をされていて
思い出しました。お彼岸の頃、書きそびれてしまったお話です。
五月ですから、粽(ちまき)や柏餅や菖蒲湯の話をする
べきなのに、季節外れのお彼岸の話でスミマセン。。(^^;
春は「牡丹餅(ぼたもち)」、秋は「お萩(おはぎ)」と
思いきや、通年「おはぎ」と書いてある和菓子屋さんもあり。
そんな「おはぎ」のお話です。
「ぼたもち」は牡丹の花に似せて「こし餡」に
「おはぎ」は萩の花に似せて「つぶ餡」が使われることが多い?
「牡丹の花」に見立てた「ぼたもち」を春のお彼岸の頃
お供えしていたのなら旧暦と新暦の差は一ヶ月強はありそう。
実は、おはぎって、春と秋だけでなく
夏と冬の名前も持っているらしいんです。ご存知でした?(^^;
夏は「夜船」冬は「北窓」。
植物の名前ではなく言葉遊びなんだとか。
もち米とお米を混ぜて炊きすりこぎで半つぶしにするため
杵でつくことはなくペッタンペッタンという音がしないことから
搗(つ)き知らず → 着き知らず
夜は船がいつ着いたのか分からないことから、夏は「夜船」
搗(つ)き知らず → 月知らず
月の見えない北の窓、冬は「北窓」という別名があるそうです。
春は牡丹餅、夏は夜船、秋はお萩、冬は北窓。
おはぎ、情緒も楽しみながら、仏様にお供えしたいですね。
きな粉やゴマのオハギは「日蓮さん」に纏わるようです。
詳しい話は、どうぞ、検索なさってみてください。(^^)